進学や就職を機に、親元を離れて一人暮らしをスタートさせるかたは多いと思います。
どうやってお部屋を探せばいいのか?どんなものが必要なのか?
そんな疑問へのお答えや、一人暮らしの日常生活豆知識などをご紹介します。
下調べから入居までのポイントをまとめてみました。
具体的には「良い不動産屋さんの見つけ方」や「失敗しないお部屋探し」で書いていますので、そちらも参考にしてくださいね。
まずはネットで下調べをしておこう。
『石川のお部屋探し』をはじめ、賃貸ポータルサイトや各不動産屋さんのHPで、様々な物件情報をみることができます。
気に入った物件があれば、まずはその物件に問い合わせをしてみましょう。
大抵のサイトでは物件への問い合わせフォームがついていますので、利用してみると良いでしょう。
不動産屋さんに行く前に、希望の条件、これだけは譲れないというこだわりポイントを挙げておきましょう。
予め予習してから不動産屋さんいくことで、無駄な時間を短縮することができます。
一人暮らしの部屋のタイプは[ワンルーム]、[1K]、[1LDK]、[2K]あたりが主流です。
とにかく安く探すのであれば風呂トイレ共同のワンルームアパート。
持ち物が多い女性であれば、広めの2Kなどがお勧めです。
下見の際は、部屋から最寄り駅までの道路もしっかり見ておきましょう。
気に入った部屋が見つかれば、入居の申込みをすることになります。
空室だからと言ってすぐに入居できるわけではなく、必要書類の提出や入居審査、重要事項の説明を受けてやっと引渡しです。
申込みから入居まで、最低でも2週間は見ておきましょう。
お部屋が見つかり契約が決まったら、次は引っ越しという作業が必要です。
どのような方法があるか、考えてみましょう。
大きな荷物が多かったり長距離の引っ越しになる場合は引っ越し業者に頼むことになります。
業者によって料金はまちまちですので、必ず複数の業者から見積もりを取りましょう。
また引っ越しの後、見積もり額よりも高い金額を請求されたというトラブルもよくあります。
何が増えたらどれだけ追加請求されるのかは見積もり時に十分確認しておきましょう。
距離がそう遠くなく荷物の量もさほど多くなければ、引越業者に頼むよりもかなり料金は抑えられます。
ただし作業員は1人が基本ですので、自分も作業を手伝うことになります。作業員を増やすと料金も増えます。
こちらも複数の業者から見積もりを取りましょう。
ひとり暮らしなら荷物の量も限られますので、車を用意できる人ならば自分で全て運ぶのも手です。
手伝ってくれる人がいれば心強いですね。
運送の素人が作業するわけですから、建物や家具を傷つけないように十分に注意しましょう。
引っ越し終了後、手伝ってくれた友達に豪華食事をご馳走してかえってお金がかかってしまったなんてことにならないように注意です^^;
事前に鍵をもらっている場合は必ず身につけておきましょう。鍵がないと入居日に部屋に入れない上に、引っ越し荷物の運搬作業にも支障が出ます。
他のものは忘れても何とかなりますが、鍵だけは絶対に忘れないように。
ある程度の金額を持っておけば、当日に足りないものを買い足したりすることができます。
急に行きたくなったときに、なかったらとても困ります。
空室だった部屋の床は意外と汚れているものです。素足で歩いて足の裏が真っ黒!なんてことを防ぐためにも持っておきましょう。
荷物を運び入れる前に拭き掃除をしておく方が安心です。ゴミやホコリが意外と溜まっているものです。
夜、電気をつけると外から丸見えになってしまいます。
事前にサイズを測っておいて、入居したらすぐに取り付けられるようにしておきましょう。
ほとんどの賃貸マンションには部屋に照明器具がありません。
真っ暗な部屋で夜を過ごさなくてもいいように、用意しておきましょう。
何枚かあると何かと便利です。古いタオルなら雑巾の代わりにもできます。
引っ越し作業は全身にホコリをかぶってしまいます。
1日の終わりにスッキリできるように、石鹸や洗面用具を用意しておきましょう。
引越し先で水道を使い始めたら、「開始申込ハガキ」に必要事項を記入して投函します。
「開始申込ハガキ」は、ポストや新聞受けの中、玄関などに置いてあるはずです。
もし見当たらない場合は、水道局に連絡しましょう。
また水道が出ない場合には、水道メーターの手前にあるバルブを確認してみてください。
ガスの利用を開始するには、ガス会社の人に来てもらい開栓してもらう必要があります。
ガスの開栓は必ず住人の立ち会いが必要ですので、事前に引っ越し先のガス会社に連絡して、立ち会いのできる日時に開栓の予約をしておきましょう。
開栓作業の際にガス会社の係員から注意事項やガス料金の支払い方法などの説明があります。
オール電化物件でなければ、ガスが使用できないとお風呂やシャワーを使用することができません。早めに使用開始の手続きを行いましょう。
電気の使用はブレーカーを上げれば即可能なので、電力会社への連絡は最悪当日でもOKなのですが、できるだけ余裕を持って、1週間前までには終わらせておきましょう。
手続きは電力会社に電話、またはホームページから申し込みできる場合もあります。
現住所の電気使用を終了して引っ越し先で新たに開始する場合には、現住所、引っ越し先住所、引っ越し日時、お客様番号(使用量のお知らせ等に記載)などの情報が必要になりますので、事前に確認しておきましょう。
分別の方法やゴミを出せる日は、市町村、地域によって異なります。
また指定のゴミ袋がある自治体も多くありますので、各自治体のホームページで確認するなどして、ルールを守ってゴミ出ししましょう。
ひとりで生活をしていると、トラブルに巻き込まれても自分で解決しなければなりません。
しつこいセールスや、騒音、設備の故障などなど、トラブルに合った時の対処方法を事前に確認しておきましょう。
まず知らない人が訪ねて来た時は、安易にドアを開けてはいけません。
ドアにはチェーンをかけたまま対応しましょう。
モニター付きのインターホンがあれば便利です。
電気やガスの点検を装った手口もありますが、事前連絡なしに突然点検に来ることはありません。アポなしの点検はきっぱりと断りましょう。
隣や上階の住人が立てる音がうるさい場合、直接本人に伝えてしまうと思わぬトラブルの素になったりしてしまいますので、 まずは管理会社や大家さんに、騒音の程度を伝えてよく相談しましょう。
またアパートよりも、鉄筋コンクリートのマンションの方が遮音性は上がるので、部屋探しの時に検討してみましょう。
エアコンや給湯機など、もともと部屋に備え付けられていたのであれば、その修理は大家さんの負担となります。
故障などトラブルが起きた時に、すぐに連絡できるように大家さんの電話番号は控えておきましょう。
大家さんの連絡先がわからない場合は、不動産会社に連絡をして指示を仰ぎましょう。
設備が、前の住人が残した残置物だったりする場合は、修理代は借り主負担になります。
どこまでの設備が備品になるのか、契約時によく確認しておきましょう。
管理会社や大家さんに連絡してスペアキーを借ります。
深夜で管理会社とも大家さんとも連絡がつかないときは、専門業者に頼みます。
鍵を紛失した場合、再度作り直すのにも費用がかかりますし、防犯上のことを考えて鍵をまるごと交換ということになれば更に費用がかかります。
鍵の紛失には十分注意しましょう。
強盗などの犯罪は、戸建てよりもアパートやマンションなどの集合住宅の方が発生の割合が高いというデータがあります。
ひとり暮らし、特に女性の場合は十分な防犯対策が必要です。
すぐにできる防犯の工夫をご紹介します。
出かけるときは必ず鍵をかけましょう。短い時間であっても忘れてはいけません。オートロックのマンションでも油断してはいけません。
また外から帰ってきたときは、部屋に入ったらすぐに鍵をかけましょう。
誰か訪ねてきた時は必ずドアスコープで確認し、知らない人であればチェーンをかけたままドアを開けましょう。
外出時に鍵をかけるのはもちろんのことですが、室内にいるときも注意が必要です。例えば暑い夜でも窓を開けたまま寝てしまうのは危険です。
オートロック付の高層階に住んでいると、窓の施錠に気が行かなくなってしまいがちですが、空き巣などはどこから侵入してくるかわかりません。
帰宅の時に後をつけてきて、玄関ドアを開けた途端に押し入ってくる手口があります。
周りに誰かが潜んでいないかよく確認してから玄関を開け、部屋に入ったらすぐドアにカギをかけましょう。
部屋に入る際に「ただいま」と言いながら入ったり、チャイムを押してから鍵を開けるなどして、一人暮らしではないように装うのもひとつの手段です。
集合住宅の場合、最近は表札を出していない住戸も多いですが、表札を出す場合は女性の一人暮らしだと一目でわかるようなものは避けましょう。
苗字だけにするとか、男性の名前を併記するなどし、デザインも女性らしいものはNGです。
乗る前に周囲を確認し、怪しい人と二人きりにならないようにします。
もし見慣れぬ人と2人になってしまい、怖いと感じた時にはすぐにボタンを全部押して、止まった階で降りてください。
エレベーター内では、すぐにボタンを押したり降りたりできるように、ドアの前、ボタンの横に立つようにし、隙を見せないように壁を背にして立ちましょう。
女性だとわかるようなごみは、何か見えないものに包んでごみ袋に入れましょう。ダイレクトメールや請求書などを捨てる時は、住所氏名など個人情報の分かる部分は細かく切って捨てましょう。
収集時間の直前にごみ出しができれば、物色される危険は少なくなります。
ひとり暮らしをすれば、お金の管理も自分ひとりでしなければなりません。
何かと出費も多いひとり暮らし生活ですが、どこにお金が消えていったのかわからない、というようなことは避けたいですね。
まずは家計簿などをつけて、毎月何にどのくらいお金がかかっているのかを把握しておく必要があります。
その上で無駄な支出は見直して、上手に生活していきたいものです。
ここでは多くのひとり暮らし経験者が実践しているお金の管理方法や節約方法をご紹介します。
お給料や仕送りなどの収入があった時、1ヶ月で使う現金のだいたい額を引き出して、封筒などに振り分ける方法です。
どれくらい使って、あとどのくらい余裕があるのかが一目でわかる管理方です。
『食費』『交際費』『雑費』など自分の分かりやすい項目毎に予算を分けて袋に入れ、該当する項目の袋からお金を払っていきます。
『食費』は1週間単位で分けておけば管理しやすいです。
1ヶ月で使い切らなかったお金は貯金しておくといいですね。
『振り込み・引き落とし用』『貯金用』『生活費用』と銀行口座をわけて管理をすれば、使った金額を把握しやすく、貯金もしやすいです。
まめに記帳をしておけば、収支も一目瞭然です。
生活の中で食費が占める割合は意外と多いものです。だからこそ節約しやすいのが食費です。
外食やお惣菜を利用するよりも、自炊の方が断然かかる費用は少なくて済みます。 一人分だけとなるとなかなか作るのも難しく、面倒な時は「お弁当でも買おう」となりがちですが、時間があるときに多めに作って小分けにして冷凍しておけば、あとはチンするだけで食べれます。
お米も多めに炊いて、ラップに小分けして冷凍保存しておけば毎日炊いて保温する必要もなく、ガス代の節約にもなります。
生肉や魚も、1度に使う分ずつに分けて冷凍しておき、使う前に自然解凍しておけば問題なく使えます。
とにかく使いっぱなしを避けることです。
居ない部屋の電気、見ていないテレビは消す。コンセントはまめに抜く。炊飯器の保温は使わない、など。
エアコンや掃除機のフィルターは、まめに掃除することで電気を効率よく使用できるので、電気代の節約になります。
使わない時は蛇口を閉めるのが基本ですが、少しの工夫で更に水道代を節約することができます。
浴槽にお湯を張るとき、浴槽の中に水を入れたペットボトル等をいくつか沈めておけば、使うお湯の量が減らせます。
また水洗トイレのタンクの中にも水を入れたペットボトルを沈めておけば、トイレで使う水の量も減らせます。